カナダの諜報員、誤って他国の諜報機関にカナダ人のデータを譲渡

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対外無線諜報を管轄するカナダ通信セキュリティセンター(CSE)は数年前から知らず知らずのうちに米国などの同盟国にカナダ国民の個人情報を漏洩していた。カナダ紙グローブ・アンド・メールが報じた。

CSE監督事務所の元所長ジャン=ピエール・プルッファ氏の秘密報告書からの情報。

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情報の識別を可能にするが、情報そのものを直接含んではいない、国際諜報業務で得られたメタデータが、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドに送られていた。中には電子メールアドレスやIPアドレスなどのインターネットの閲覧履歴等ユーザーアクティビティおよび電話通信に関する情報があった。

カナダ国民に関連するデータは自動転送処理から除外されることが想定されていたが、そうならなかった。

電話通信に関連した情報の送信は2005年から、インターネット通信は2009年以来行われていた。

しかし、2014年に、CSEは、カナダ国民に関わるデータの自動除去システムが作動していないことを突き止め、同盟国への諜報情報の送信を停止していた。

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