タブレット端末などを使って動画や音声を活用しながら学べる「デジタル教科書」は、生徒達の学習の可能性を広げるものとして注目されている。特に文部科学省は、これを利用することで、英語の学習の質を上げ、障碍児の学習のチャンスを高めることができると期待している。
初めのうち「デジタル教科書」は、通常の紙の教科書と並行して使用され、その後、紙のものにとって代わる。ただ国が、紙の教科書同様に、すべての生徒に無償でタブレット端末を保証できる状態にあるかどうかについては、未解決の課題も残っている。そうしたことから、教材費の一部は、両親負担になる可能性がある。
技術革新の成果を教育の場に活かす「デジタル教科書」導入に向けた準備は、すでに今年末までにも、始められるだろう。