ニューヨークタイムズ紙が記者会見でのファリフ石油相の声明を引用して伝えたところによれば、「我々が過去に行なってきた従来の方法での(価格)調整が繰り返されることは一切ない。」ファリフ石油相は産油国は今後「市場の力で需給バランスのとれた価格を模索しつづけねばならない」と語っている。
これに対しカタールのアッサディ・エネルギー産業相は、国際石油市場は石油採掘への投資縮小に背中を押され、すでにバランスを取り直す方向へ向かっていると語っている。
3日、OPEC諸国はウィーンでの定例会議で石油採掘新たな割り当て合意に失敗。アナリストらの予想どおり、この決定によって石油価格に大きな影響は出なかった。