取り扱い品は食品、化粧品、衛星用品、家庭用品、家庭用化学品、キッチン用品、ペットのための製品、子供用品、土産品など。
日本製品店はモスクワっ子にとって新しいものではない。モスクワの各エリアで数年前から「日本製品」「日本製磁器」「日本の化粧品」「日本製食品」といった店が稼働している。価格は安いものではなく、基本的に人は特定の商品のためにそれら商店へ通う。モスクワには膨大な数の日本茶、醤油、豆腐ファンがいる。凍結乾燥・薫製魚介類は言うまでもない。これらはロシア人の味覚で、理想的にビールに合うのだ。若い母親たちは「サラファン・ラジオ(口伝え)」によって日本のおむつの品質が優れていることを知っており、文字通りそれを求めて駆けずり回る。一風変わったプレゼントを贈ることを喜ぶ人たちはこうしたお店でだるま人形や酒・茶具一式、優美な漆塗りの箸、招き猫など、驚かせ、喜ばせるようなものを進んで購入する。
日本製のスポンジが突然ロシア人に受け、ヒットとなった。日本の化粧品は、その比較的高い値段にもかかわらず、ロシアの女性の間で安定した需要を得ている。繊細な模様の半透明の磁器は結婚式や記念日の高価な贈り物の標準となっている。
インターネットショップ「GorodTokyo.ru」の管理者によると、買い手自身がサイトで注文し、現金かクレジットカードで支払うか、自分で取りに行くか宅配便にするかを決める。サイトで各製品の特徴や性能を詳しく知れるのも便利だ。必要に応じて管理者が相談に乗る体勢もある。注文が殺到するピーク期間は電話での注文も可能。どうやら「GorodTokyo.ru」はすでにモスクワ市民の間で人気を得ているようだ。