同コンクールは1971年から毎年開催されており、ロシア語学習者やロシアのことをさらに知りたいと思っている人、またロシア語を使った職業に就きたいと考えている日本人の間で愛され、人気を博している。
5月29日にはコンクールに先駆けて全国11会場でロシア語能力検定試験が行なわれ、6月7日にはロシアの国民的詩人プーシキンの詩を朗読する「ロシアの詩の集い」が開かれた。なおコンクールが開かれた12日、東京ロシア語学院では、合唱サークルがロシア民謡を歌ったり、バラライカのサークルが演奏したりする催しも開かれた。
コンクールには25人が出場した。スピーチのテーマは「私のロシア語」、「ロシアとの思いがけない出会い」、「ロシアが教えてくれたこと」、「私が作家ソローキンを好むことについて」など多岐にわたる。
コンクールには25人が出場した。スピーチのテーマは「私のロシア語」、「ロシアとの思いがけない出会い」、「ロシアが教えてくれたこと」、「私が作家ソローキンを好むことについて」など多岐にわたる。
優勝したのは上智大学 2 年生の鶴見百英さん。鶴見さんは、「ロシア民話と自然」についてスピーチした。鶴見さんは、「スプートニク」のインタビューで、他の出場者たちはロシア語能力が高かったため優勝という結果にびっくりしたと述べた。コンクールでは鶴見さんの大きな熱意も評価されたのだ。
また2007年に文化・芸術、教育、人文科学、文学の分野における偉大な功績が評価されてロシア政府よりロシア国家賞「プーシキン・メダル」が贈られたプーシキンを専門とする東京ロシア語学院主事の藻利佳彦氏も、コンクールの雰囲気と参加者について「スプートニク」に語ってくださった。