訴えは、2014年、「ストラットン・オアクモン(Stratton Oakmont)」社の元マネージャー、アンドリュー・グリム氏が出したもので、彼は、賠償金5千万ドルを要求している。グリム氏の主張によれば、映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の登場人物ニッキ-・コスコフは、彼をもとに考え出された役柄で、コスコフが、映画の中でコカインをやり犯罪者らと交流している場面は、彼の本当の姿とは全く異なり、名誉を傷つけた、とのことだ。
先にディカプリオ氏の弁護人は「俳優は、シナリオを書いたわけではなく、映画の中の問題の部分にも関係がないので、氏は、証言台に立つべきではない」と述べていた。しかし、グリン氏側の法律専門家らは、マーティン・スコセッシ監督と脚本家のテレンス・ウィンター氏が、ディカプリオ氏は、シナリオについて自分達と何度も話し合ったと言っている以上、彼も裁判所に召喚すべきだと指摘している。