これは22日、日本外務省での記者会見で、ロシアとの関係について日本政府の特別代表を務める原田親仁日ロ関係担当大使が、2日間にわたり行われたロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官との協議を総括して明らかにしたものだ。
原田氏は、次のように述べた―
「我々は、こうしたフォーマットでのディスカッションを続けていくことで合意した。交渉の次のラウンドは、できるだけ早くモスクワで、おそらくは安倍首相が東方経済フォーラム参加のためウラジオストクを訪問する前になされるだろう。」
なお東方経済フォーラムは、今年9月2₋3両日、ロシア極東のウラジオストクで開かれる。
原田氏はまた、交渉では、北朝鮮による弾道ミサイル発射実験についても触れられたとし「我々は、今回の事を憂慮している。なぜならこうした行動は、国連安保理事会決議に反するものだからだ。日本とロシアは、この問題に関し、協同行動をとることで合意した」と伝えた。