OPEC加盟国の財政支出が収入を上回ったのは、原油価格が1バレル=10ドルに下落した1998年以来。米原油生産の増加や中国での需要減少が原油の供給過剰をもたらした。
最近数か月におけるOPEC加盟国による生産凍結に関する話し合いは失敗に終わっている。
結果、OPEC加盟国の2015年の石油販売収益は45.8パーセント減少して、2005年以来最低の5182億ドルとなった。
原油価格の下落で最も大きな打撃を受けたのはベネズエラ。世界銀行によると、ベネズエラの昨年の財政赤字はGDP比で20パーセントだったという。