プーチン大統領はエルドアン大統領に対し、昨日イスタンブール空港で起きたテロ事件に関して哀悼の意を表した。トルコ大統領府報道部の発表によれば、会談では二国関係の正常化について触れられ、二国間の協力の重要性が強調された。
両首相は昨11月、トルコのアンタルヤでのG20サミットの席以来、会談を実施してこなかった。この会談の数日後、ロシアの爆撃機スホイ24がシリア上空でトルコの戦闘機によって撃墜。
プーチン大統領はこれをテロリストの共犯者らによる「背信行為」だとし、トルコに対して一連の制裁を発動した。
その後、アルパルスラン・チェリクがパイロット殺害に関与したとの声明を表した。4月初旬、チェリク容疑者はトルコのイズミルで武器の不法所持容疑で逮捕された。容疑者は取り調べで、ペシコフ氏を銃撃したのは自分ではないが、戦闘グループの司令官としてその責任を負ったと主張した。イズミル検察庁は、「証拠不十分」としてチェリク容疑者に対するペシコフ氏殺害の訴追を取り下げたが、6月27日に予審判事が審理を再開した。