2007年、アンゲラ・メルケル首相との会談でプーチン大統領は、愛犬コニと一緒に登場した。ロシア大統領はその後何度も、ドイツ首相が犬を恐れていることを知らなかったと述べた。
メルケル氏、プーチン氏
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/ しかし、メルケル氏は、事実はそうではない、と確信していた。「彼がなぜそうしたか、私は理解している。自分が男であることを証明したかったのだ。ロシアには何もなかった。政治でも経済でもいかなる成功もなく、それが彼らが持っているすべてだった」とその会議後にメルケル首相は語った。
しかし、ほぼ10年後、状況は劇的に変わり、メルケル氏の言葉はアクチュアリティを失った。プーチン大統領はヨーロッパの右翼および左翼勢力を味方につけ、中東の支持を獲得することができた。
「プーチンは、もはや世界の指導者たちを怖がらせるために、黒のラブラドールを必要とはしない。国家主権に関する度重なる声明や厳しい米国、およびEU批判はより多くの人々が東に代替勢力を模索するという事態を引き起こした」と同紙。