「ヴェドモスチ」紙が、政党「ロスト」の指導部に近い消息筋の情報として伝えたところによると、チトフ氏は最近、議会選挙出馬についてハカマダ氏の説得に成功したという。ハカマダ氏も「ヴェドモスチ」紙のインタビューで、政党「ロスト」の、モスクワ支部・候補者名簿の一位に名前が入っていることを認めた。
政党「ロスト」は2016年3月26日に政党「右派活動」の再編成の過程で設立された。党首は、企業家の権利保護を担当するロシア大統領全権代表のボリス・チトフ氏。
イリーナ・ハカマダ氏は、ロシアの政治家、社会評論家、作家、ラジオ及びテレビ司会者で、経済学修士の学位を取得している。またイリーナ・ハカマダ氏は、日本の共産主義者で1939年にソ連に政治亡命した袴田陸奥男氏の娘でもある。1993年から2003年まで下院議員を3期務め、1999年から2003年には政党「右派連合」の共同議長を務め、2004年にはロシア連邦大統領選挙に立候補し、2012年からは「ロシア連邦大統領付属市民社会発展・人権評議会」のメンバーとなっている。