2016年1月、カイロでイタリア人大学院生のジュリオ・レドジェニさんが殺害される事件が起きていたが、今回の法修正はこの事件についてイタリアがエジプトに対して採った初の厳格な措置となった。
エジプト軍元将軍のアブデリ・ラフェ・ダルイシュ氏はスプートニクからの求めに応じ、この一件を次のようにコメントしている。
「これはエジプトにとってはかなり危険な決定でわが軍の軍事力に直接的な影響を与える。なぜなら部品には耐久期限があり、期限が切れると使用することはできない。このため戦闘機F16が正常に機能するためには常時その供給が確保されていなければならない。」
ダルイシュ氏によれば、これにより前エジプト軍将校らは軍事物資の供給先を多極化するよう再三にわたって呼びかけていたが政権はこれに聞く耳を持たなかった。
先に伝えられたところによると、ロシアは、エジプトに艦対艦ミサイル「モスキート("蚊"の意味)」を搭載したミサイル艇を贈った。