プーチン大統領は、サンクトペテルブルクで6月20日開催されたアゼルバイジャンとアルメニアの指導者との三国間会議での結果を、ナゴルノ・カラバフ紛争に関するOSCEミンスク・グループ(ロシア、米国、フランス)の共同議長国の長として、米国大統領に報告した。オバマ大統領はロシアの尽力を高く評価したという。
会談ではシリア問題にも触れられ、シリアにおけるロシアと米国の行動については軍事部門での連携を強化する意向が表明され、また、紛争の政治的解決のために、国連の後援の下でシリアにおける諸勢力間の交渉プロセスを再開することの重要性が指摘された。
ウクライナ問題については、ロシア大統領は、キエフがドネツクおよびルガンスクとの直接対話の実施、恩赦、両地域への特別な地位の付与、地方選挙に関する法律の共同作成など2015年2月12日のミンスク合意の条項を順守することの重要性を改めて表明した。