ロシアの報道機関が日本をどういう視点でとらえているかを短い引用でご紹介。
7月11~17日号は以下のとおり。
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参院選与党大勝で憲法9条とアベノミクスはどうなる?
選挙には勝ったが、安倍政権は状況を楽観視できない。憲法改正について世論は分裂しており、連立与党内でも立場が必ずしも一致していない。経済状況も回復してはいない(「エクスペルト」誌「平和主義の落日の国」)
中国や韓国などの地域諸国の警戒は誇張されている。日本は国内問題で手一杯。国際的な地位どころではない。ロシアも警戒には及ばない(「イズヴェスチア」紙、ニコライ・スルコフ氏論説「改憲への動きが日本の近隣諸国を警戒させている」)
米中間の競争がもたらす危険性が現実味を帯びてきた。地域のすべての主要大国、すなわちロシアを含む「多極システム」が注目されるようになってきた。日本・ロシア・米国のトライアングルは実現可能だ(安全保障問題分析サイト「Охрана.ру.」、ロシアマスコミの記者キリル・アガフォノフ氏論説「アジア太平洋地域の安保システムにおけるロシアの役割、日本はどう見る」)
ウラジオストクで9月2-3日に行われる東方経済フォーラムで日本代表団は昨年より大幅に人員を増加させ、特に農業基金の設立や、水産物加工場、中小企業間の提携などについて議論を行う構えである(極東地方の「デイタ」通信サイト)