ラスムセン副所長は「こうした禁止措置は『クリーン』な選手たちを罰するばかりでなく、大会の雰囲気を台無しにし、メダル争いや他の選手達の活躍に対する人々の関心を下げてしまう」と指摘し、次のように続けた-
「そうなれば、本当の意味での面白い大会を見るチャンスが、人々から奪われてしまう。ロシア選手に対するこうしたキャンペーンは、政治的動機を持ったものだ。ドーピングに関わる同様の状況が、世界中で起きている。こうした状況の中で、オリンピックから国が丸ごと締め出されれば、前代未聞の出来事となる。ロシア選手団が排除された場合、多くの人達は単に、オリンピックを見ないだろう。私自身も、見るつもりはない。」
先にプーチン大統領は、ドーピング問題についてコメントしたところによると、ロシアは国際的な義務を果たしているといった。