質問に対し、トランプ候補は「NATO加盟国は、借金の支払いを許してもらうことなどできない。彼らには、支払わなければならない義務がある。NATOの多くの国々は、すべきことをしていない。これは重大なことだ」と述べた。
こうした発言は、西側の多くのマスコミに「トランプ候補はクレムリンのエージェントだ」と報道するきっかけを与えた。新聞The Washington Postは「トランプ候補は、プーチン大統領の『飾り犬』だ」と評し、新聞Slateなどは「プーチン氏こそ、大統領候補にトランプ氏を押し出した『真の勝利者』である」と書いている。また新聞The Atlanticは「米大統領選でのヒラリー氏のライバルは、プーチン氏となった」と指摘した。
こうした報道に対し、国家利益センターのエグゼクティブ・ディレクター、ポール・サンダース氏はトランプ候補を支持し「彼への批判は、残念であり攻撃的だ」と述べている。