プーチン大統領 エルドアン大統領の訪問は対話再開を願う証拠としてみなす

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ロシアのプーチン大統領は、トルコのエルドアン大統領のロシア訪問について、両国民の利益のために対話を再開したいという願望を表していると述べた。

プーチン大統領はエルドアン大統領との会談で、次のように語った-

「トルコの内政状況が非常に複雑であるにもかかわらず、あなたが本日訪問したことは、我々全員がトルコとロシアの国民の利益のために我々の対話を再開し、関係復活を望んでいることを物語っている。」

© 写真エルドアン大統領とプーチン大統領
エルドアン大統領とプーチン大統領 - Sputnik 日本
エルドアン大統領とプーチン大統領

プーチン大統領によると、近年ロシアとトルコ関係のレベルと性質は「前例のない高いレベル」に達した。

プーチン大統領は、「しかし昨年11月に我々の軍人が死亡した有名な悲劇の後、両国関係は非常に低いレベルに下がり、衰微した」と述べた。

エルドアン大統領は、会談の機会が設けられたことに対してプーチン大統領に感謝の意を表した。エルドアン大統領によると、トルコとロシアの関係は肯定的な軌道に乗った。

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今回の会談は、トルコ空軍によってロシアのスホイ24型機が撃墜されたことで両国関係が悪化した後初の露土首脳会談。

ロシアとトルコの関係は、トルコのF‐16戦闘機がシリアでロシアのスホイ24爆撃機を撃墜し、緊急脱出したパイロットのオレグ・ペシコフ氏が地上から銃撃されて死亡した昨年11月に著しく悪化した。プーチン大統領はこれをテロリストの共犯者らによる「背信行為」だとし、トルコに対して一連の制裁を発動した。

その後、アルパルスラン・チェリクがパイロット殺害に関与したとの声明を表した。4月初旬、チェリク容疑者はトルコのイズミルで武器の不法所持容疑で逮捕された。容疑者は取り調べで、ペシコフ氏を銃撃したのは自分ではないが、戦闘グループの司令官としてその責任を負ったと主張した。イズミル検察庁は、「証拠不十分」としてチェリク容疑者に対するペシコフ氏殺害の訴追を取り下げたが、6月27日に予審判事が審理を再開した。

また27日、トルコのエルドアン大統領がプーチン大統領に書簡を送り、スホイ24型機の撃墜について謝罪し、パイロットの家族に哀悼の意を表したほか、トルコはロシアとの関係が損なわれるのを望んでいないことが明らかとなった。

ロシア大統領府は、エルドアン大統領の書簡を両国関係正常化にとって重要な一歩だと指摘した。一方でロシアのペスコフ大統領報道官は、これだけでは不十分だとし、全ての問題を数日間で解決することはできないと述べた。

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