オランダはEU離脱が実現した際、ロシアとの関係構築を図り、真っ先に対露制裁を解除する構え。イズヴェスチヤ紙が自由党のヘルト・ウィルダース党首の発言を引用して報じた。
「我々の国の幸福は独自に自分たちで決定を行う可能性に罹っている。ここ数か月に起きたことは、我々がEUの加盟を問う国民投票の問題を早急に解決せねばならないことを示している。ブリュッセルは我々が誰と経済、政治関係を持つべきかを説いてはならない。ロシアとの関係回復は伝統的に常に貿易国であったオランダにとっては最優先的な方向だ。何世紀にもわたり両国は、いかなる紛争があろうとも相互協力から利益のみを得てきた。このためこんにち対露制裁を解除することは我々の幸せな未来のためには欠かせない条件なのだ。」
「経済的にオランダはロシアとの関係、貿易も功を奏し、より強い国となるだろう。」
先に伝えられたところによると、対ロシア制裁で世界は約600億ドルの利益を貰い損ねた。