「指導部は国の東部での軍事的煽動を警戒している。そうした煽動がクリミアないしドンバスのいずれの地域で起こりうるのか、現時点では不明。だが早急な動員が全員に指示された。」消息筋はこう語っている。
「ヴェスチ」紙が軍事委員部に確認のため問い合わせたところ、委員部側はウクライナ政権側からの公式的な指示がないことを理由に情報を否定。キエフ市軍事委員部のイーゴリ・スリュサラエンコ副委員長は「現時点では大統領は公式的には動員の決定を出していない。命令がないということは動員もないということだ」と語っている。
8月初旬、ロシアのヴェージェフ首相はウクライナの工作員によってクリミアでテロが準備された事実を受けて、ウクライナとの関係断絶の可能性も排除しないとする声明を表したばかり。