朴槿恵大統領:THAAD配備はロシアに向けられたものではない

© AP Photo / Chung Sung-Jun朴槿恵大統領
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韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備はロシアに向けられたものではなく、ただ北朝鮮の脅威からの防衛だけを意図したものだ。また、韓国は北朝鮮からのミサイル・核の危険排除の点でロシア政府との協同に期待している。このことについて、そして韓国企業のロシア極東における生活レベル向上の手助けへの準備について、韓国の朴槿恵大統領が9月2日、3日の自身初となるロシア訪問、ウラジオストックでのプーチン大統領との会談を前に、スプートニク記者とのインタビューで語った。

あなたのロシア訪問はどのような目的で、あなたは訪問中、何を達成すると期待していますか?

「今回プーチン大統領の招待により、主賓として第2回東方経済フォーラムに出席し、本会議で演説を行う。プーチン大統領と4回目の2国間首脳会議を我われは行う。2国間首脳会議では私はプーチン大統領と極東の発展を含む全領域での実質的な協力強化のための方法の深い審議をするつもりだ。現在北朝鮮のミサイル、核問題が世界と朝鮮半島繁栄にとって深刻な脅威であるため、私はプーチン大統領と腹を割って北朝鮮問題について話し合い、また、問題解決のための協力強化ができればと考えている。」

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あなたの期待では、朝鮮半島の安全保障問題解決にロシアはどのような役割を果たすことが出来ますか?

「現在北朝鮮は国連安保理の6つの決議案を含む全ての国際的義務と約束を真正面から放棄して、ミサイルと核兵器開発に力を集中させ続けている。そのため朝鮮半島情勢は極めて真剣なものだ。現在北朝鮮の挑発への対応でロシアは我われと協同している。もし今後、北朝鮮の核・ミサイル問題が解決されたら、極東の発展を含む韓国とロシアの協同発展にとって大きな動きが起こる。それゆえ私は、変化を達成するため韓国とロシアが長期的観点から協力していくことを願っている」

ロシアはあなたの国にTHAADシステムを配備することに断固反対しているが、われわれは、THAAD配備計画はロシアとの関係を損なわないと確信してもよいのでしょうか?

「THAADの展開は、自衛策であり、国家の安全と市民の命を、毎日一層膨れ上がりつづける北朝鮮のミサイルと核の脅威から守るために不可避な決定だった。このような文脈では、THAADがどこかの第3国に向けられる理由はなんらなく、また、第3国に向けることに現実的な利益は一切ない。我われにはこのようにする意図も計画も一切ない。問題の本質は北朝鮮の核、ミサイルの脅威にあり、もし我われが北朝鮮の核の脅威を取り除くことが出来たなら、当然THAAD配備の必要性は消え去る」

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