実験には数10人のボランティアが参加し、被験者は異なる照明の下、物体の間の距離を特定するよう求められた。暗い部屋で使われたのは、赤色LEDランプ、緑のLEDランプ、通常の明るい光だ。
被験者に課された課題の1つは、薄暗がりの下物体を少し観察した後、それを暗闇の中見つけるというもの。高身長の参加者は座った状態でも視覚情報の不足を上手く「考えて補足」することができ、物体との距離を他の参加者より良く評価できたという。
学者はこれを、高身長の人は日常生活で物体の表面の大部分を見る機会を持っていることに関連付けている。
先に伝えられたところによると、世界187カ国で1914年以来の身長の変化がテーマの論文がオープンアクセス誌eLifeに掲載された。