5日、ハメネイ師はハッジ(メッカへの巡礼)を組織しているとしてサウジアラビアを激しく批判し、イスラムの聖地管理システムを見直す必要性を指摘した。
サウジアラビアの新聞「メッカ」の電話インタビューでサウジアラビアの大ムフティーは、毎年恒例のイスラム教徒の巡礼をめぐるハメネイ師のサウジアラビアに対する言いがかりは「驚くべきものではない」と述べた。
大ムフティーは、「我々は、このような人々はイスラム教徒ではないことを理解しなければならない。彼らはゾロアスター教徒の子孫だ。そしてイスラム教徒に対する彼らの敵対的な態度は昔からのもので、特にスンニ派に対してそのような態度をとっている」と語った。
イランは昨年サウジアラビア西部メッカ郊外にある「ミナの谷」でハッジに参加していたイラン人464人が折り重なって死亡する事故が起きた後、安全措置を怠ったからだとしてサウジアラビアを非難し、今年のイラン人巡礼者のための特別な安全保障を求めた。