トランプ氏は選挙キャンペーンで中国の外貨コントロールに終止符を打たせ、「何百万人もの米国民に雇用をバックし、米国の生産を蘇らせ、中国の不法な輸出支援を終わらせる」と公約している
トランプ氏は、中国元は故意に40%も引き下げられており、中国の輸出業者は米国のメーカーを犠牲にすることで利益をむさぼっていると断言している。
トランプ氏の提案は貿易赤字を縮小するために中国からの輸入品への関税を45%引き上げるというもの。これを 分析したライ氏は、実行されれば中国の対米輸出は87%、つまり4200億ドル縮小すると試算。
ライ氏は「GDPの最大損失またはGDO成長率の鈍化は愕然」とするような数値となると予測。
ライ氏の試算では関税率が15%引き上げられただけで中国のGDPは外資の引き上げの影響を抜きにしても1.8%縮小する。
ライ氏は、関税引き上げは乗用車から玩具、家電まで広範な対象範囲で行われるものと見ている。
「こうした関税は間違いなく中国経済を破壊する。なぜならこれは中国で作業を行う多国籍企業をターゲットにしたものとなるからだ。こうした企業は他国へ出て行くことを余儀なくされるだろう。そうなれば中国は、トランプ氏の標的にはなっていない他の開発途上国に比べ、自国の地位を失いかねない。」