米アトランタにあるエモリー大学のグレゴリー・バーンズ(Gregory Berns)氏は、次のように説明している-「我々は、犬は、食べ物あるいは人間との関係によって、我々との交流を強いられていると考えがちだ。しかし、我々の実験に参加した13匹の犬のすべては、主人に褒めてもらう方を良しとし、食べ物を拒否した。あるいは少なくとも、主人と食べ物を同等にみていた。正真正銘の食いしん坊といえたのは、2匹だけだった」。
長い間、犬の主な目的は、食べ物を探すことであり、飼い主とは彼らにとって、食べ物を保証する人間だと見られてきた。しかし比較的最近、そうした考え方に批判が加えられるようになり、多くの心理学者や生物学者らは、人間との交流それ自体が、犬の生活にとって重要な役割を果たしているとみなしている。
なお先の報道では、ロシアでは、犬がガンの診断に利用されているというものもあった。