米国の失敗した外交政策の背後にいる人たちは、ワシントンがますます決定的な行動を起こした場合にはすべては違っていただろうと信じている、とアナリスト。「彼らの考えでは、問題は米国が戦争に参入することではなく、十分に戦争に参加しないことにある」。
バンドウ氏は、このようなアプローチは、米国が世界のすべての問題を解決できるのだという政治家の信念に基づいている、と考えている。
「もしある種の優秀な人材が理論的にすばらしい戦略を実現し、そこにある種の決然たる市民の支援があれば、テロリズムは克服されただろう。ダーイシュ(IS、ロシアでは活動が禁止されている組織)は克服されただろう。ロシアは屈せられ、イラク作戦は失敗せず、シリアには平和があり、リビアは一つの国であり、中国はもっと礼儀正しかっただろう。しかし実際にはそのような「人材」も「戦略」も存在していない」と同氏。