イラク、9・11法を逆手に米国の軍事侵攻を訴えへ

© AP Photo / Khalid Mohammedイラク、9・11法を逆手に米国の軍事侵攻を訴えへ
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9月28日、米議会はオバマ大統領の拒否権を覆し、2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者の遺族がサウジアラビアを訴えることを許す法案を採択した。

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これを受けて今度はイラクの活動家グループが2003年に米国が行ったイラク軍事侵攻の補償を求める構えを示している。

イラクの活動家らはテレビ「アルアラビヤ」に出演した中で、イラク議会が米国に対し、米軍がフセイン政権を覆した際の軍事侵攻で犯した違反をめぐって補償を求める可能性があることを明らかにした。

この活動家らは、米国民が9・11法に従い個人および諸外国に補償を要求する権利を得たのであれば、同様にイラク国民も同じ権利を主張できるはずと語っている。

活動家グループは「イラク市民の殺害、私有財産の喪失ほか、米軍側から行われたイラク市民の拷問や権利侵害について詳細な捜査」を行うよう呼びかけている。

米国では9月28日の法案採択後、同時多発テロで夫を殺害されたステファニー・ロス・デシモンさんがすでにサウジアラビア相手に訴えを起こしている

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