月曜日、ノーベル賞委員会はストックホルムで、2016年度生理医学ノーベル賞は、オートファジーを発見し仕組みを解明した、東京工業大学の大隅良典名誉教授に与えられると発表した。ノーベル賞委員会のプレス用の声明には「今年の授章者は、細胞の成分の除去および処分の基本的なプロセスであるオートファジーを発見し、仕組みを解明した」と書かれている。
ジャルコフ氏によると、オートファジーは生命プロセスでの重要さを受けて全社会的な注目を集めている。ジャルコフ氏は、40年ほど前に飢えによる延命といった現象が発見されたと指摘した。例として、餌を少なく与えられたワームは2,3倍長く生きる。ジャルコフ氏によると、同じことが実質的に全ての生命体に関係する。一方、飢えによる延命をすると人類の思考はすべて食に関することだけになるため、このような方法は人類には適さない。
ジャルコフ氏によると、現在は生命体の中でオートファジーのプロセスを活発化する物質が放出されており、それがより活発に起こるほど、より良く細胞の損傷が治る。結果的に細胞がより長生きすることに繋がる。
ジャルコフ氏は、将来的にはこのようにして通常通り食事すると同時に、オートファジーを活発化するある薬を服用することで長生きすることが出来るようになると説明した。