これより前、マーク・ミリー米陸軍参謀総長は将来、大規模な戦争が起きることは「事実上、不可避」と発言している。
ラヴロフ外相は、ロシアはこうした声明があったことは周知しているものの、ロシアとしては対米関係を悪化させる構えにないと述べ、こうした事態となれば軍事紛争へとつながりかねないと指摘している。
「米軍人らの、ロシアとの戦争は不可避との声明は読んでいる。これは彼らの誠意に委ねたい。」外相はこう付け加えた。
ラヴロフ外相はまた、国際問題は事務的に、かつヒステリックなロシア嫌いやヒステリックな声明を抜きにして解決すべきだと指摘した。
「命を守るためには非常にプラグマティックに具体的に行動せねばならない。」
インタビューでラヴロフ外相は、国連安保理のテロ組織リストの見直しの必要も強調した。
外相は、テロ組織リストには「ヌスラ戦線」に合流した急進主義組織「ジュヌード・アルアクサ」を加えるべきと主張している。「ジュヌード・アルアクサ」のテロリストらは、同じく国連安保理のテロ組織リストには含められていない「アフラム・アシュ・シャム」との闘争が激化した後、「ヌスラ戦線」へ合流したことを明らかにしている。