プーチン大統領、スプートニクのインタビューで「ロシアはオープンな経済空間に賛成」

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プーチン大統領が15-16日、インドを訪問する。大統領府によれば、モディ首相との会談や、第8回BRICSサミットへの参加が予定されている。サミット後には「ゴア宣言」が採択され、今後の協力における優先順位が策定され、その他、一連の経済・金融・人道協力について重要合意が結ばれる見込みだ。

これを前にスプートニクおよびインドのIANS通信が露印関係やBRICSサミットへの期待についてプーチン大統領に聞いた。

「インドはロシアにとり特段に優遇されている戦略パートナーだ。両国協力は強固な友情・信頼・相互尊重の伝統をもとに全面的に発展している。ロシアとインドは戦略的安全と安定の保障、公正な秩序の構築における同盟者だ。我々は主導的な多国間統合体であるBRICS、G20、国連で緊密な協力を進めている」とプーチン大統領。

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またプーチン大統領は「インドはこれまでもこれからもロシアの重要な貿易相手だ」と述べ、両国間の貿易関係の重大性を強調した。

またインドとの軍事協力も今は重要性を帯びている。共同プロジェクトの中には超音速誘導ミサイル「ブラモス」の開発や、新型の第5世代戦闘機の開発などが挙げられる。

またプーチン大統領はBRICSにおけるインドとロシアその他の国の協力の重要性を指摘。

BRICSは形成過程の多極世界の枢要エレメントの一つだ。その参加国は一貫して国際法の基本原則への忠実性を確認し、国連の中心的役割の強化に努めている。諸国は他国に対する力による圧迫や意図的な転覆を容認しない。我々はシリア危機や中東和平など喫緊の国際問題について協調的アプローチをとっている」とプーチン大統領。

またプーチン大統領は世界経済の統合プロセスについて次のように述べた。「世界経済および金融では困難な状況が続き、なおグローバル金融危機の影響が克服できていない。この関連で、一部の国が保護主義的な政策によって、環太平洋ないし環大西洋貿易協定のごとき閉鎖的で不透明なものの創造の試みによって蓄積した問題を解決しようとしていることは遺憾の念を呼ぶ。ロシアもBRICSのメンバー国も非排他的でWTO原則にもとづいたオープンな経済空間の創設を忠実に目指している」

また国際安全保障における協力という意味でもBRICSゴアサミットへの期待を示したプーチン大統領。「今度の会合は重要国際問題について、いわば時計の針を合わせるよい機会だ。我々はテロリズム、麻薬取引、汚職撲滅における協力について、紛争解決への共同寄与、国際情報安全保障について協力する決意に満ちている。世界経済に残存する不安定性に我々皆が不安を覚えている。パートナー諸国とともにこうした脅威の前に今後我々が団結していくために何をすればよいかを考える所存だ」とプーチン大統領。

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