この数ヶ月で2国は安全保障分野での協力を強めている。露中は南シナ海で初めて海軍合同演習を行うなど軍事分野で接近しており、米国の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」 の韓国配備へ反対する共同戦線を張るなど、外交分野でも交点を見つけていると同紙は指摘する。
ロシア科学アカデミー極東研究所のワシリー・カシン主任研究員は次のように述べた。
「両国が軍事レベルでの共同行動について話し始めたということは、非常に真剣なことだ。米国MDシステムからの脅威が露中を将来的な接近へと後押しした。露中にとって封じ込め政策とは、何よりも米国の封じ込めを意味する」
プーチン大統領によると、露中には「非常に独特な、信頼と相互支持関係」が形成された。