ル・ピション氏は1999年8月17日のイズミット大地震(イスタンブールから90キロの地点)の発生以来、15年間にわたってマルマラ海のテクトニクス断層ラインを調査した結果、こうした結論に至った。イズミット大地震はマグニチュード7.6の揺れによって1万7千人以上もの死者が出る大惨事となった。
ル・ピジョン氏は次の地震の震源はイズミットとイスタンブール郊外でマルマラ海沿岸の都市シリヴリの間となると推測している。ル・ピジョン氏は「それはイスタンブールとシリヴリの70キロにわたるセグメント。その部分では必ずプレートテクトニクスが1回きり断層を起こす」と述べ、その際の揺れはトルコ北西部全体で感じられると補足している。
地震の関連ニュースはこちらから。