紛争は、ガッダドフ一族の屋台の売り子の飼うペットの猿がアヴラド・スレイマン一族の女子小学生の頭からスカーフを奪ったことが原因。これに怒った女児の親族はカッダドフー一族の3人および猿を殺害。
殺人事件を発端に街では本物の戦車が出動し、とうとう迫撃砲、重兵器を繰り出した本格的な戦争に突入。カッダドフ、アヴラド・スレイマン両一族はこの地域で最も大きな影響力を有すだけでなく、最強の武装集団を備えている。しかもサブハは武器の密売取引の一大中心地。カダフィ大佐の殺害後、町は無法状態にあり、こうした争いが絶えない。