さらに別の役人の情報筋も、制裁延長が回避されることはまずありえないと語っており、ミンスク合がいまだに遂行されていないことが主な条件となって制裁延長は採択されると指摘している。
ロシアと西側世界の関係はウクライナ情勢が発端となって複雑化した。2014年7月末、EUと米国はそれまで個々の個人及び法人に対して行なってきた制裁をロシア経済のあらゆるセクターに対する制裁へと切り替えた。これに対抗してロシアも制裁を支持した諸国からの食料品の輸入禁止を導入している。
なお先に米政治メディアポリティコが、トランプ氏が米大統領選挙で勝利したことは、氏が大統領職に正式就任する前にも対露制裁崩壊に繋がる可能性があると報じた。