プーチン大統領はクリミアのロシア再編入にコメントした中で、米国とNATOがセヴァストーポリの軍事基地に現れた場合、非常に重い結果を招きかねないと語っている。
「(結果は)非常に重いものとなる。なぜならば基地そのものは何も意味してはいないからだ。
ではなぜ我々はNATOの拡大にこれだけ神経を尖らした反応を示すのか? 我々を憂慮させているのは決断を下す実践だ。どのように決断が下されているのか、私は知っている。
NATO諸国には米国のような大国が講じる圧力に抗うことは非常に難しい。しかもあの国では何が突然起こるかわからない。MDや新たな基地、それに必要とあらば新たな攻撃用複合体も現れうる。
この意味で我々は対抗策をとらざるを得ない。つまり我々を脅威にさらし始めていると我々が解釈するところの施設をロシアのミサイルシステムの攻撃目標にすえねばならない。状況は緊張化している。」
プーチン大統領はオリバー・ストーン監督の映画の試写会でインタビューに答えた中でこう語った。
なお先に伝えられたところによると、NATOは、大統領に就任したトランプ氏が、欧州での米軍のプレゼンスを減少させることを危惧している。