欧州議会は昨日採択された決議案で、トルコ政府の政策を考慮し、トルコのEU加盟の話し合いを停止するよう呼びかけた。これはトルコの激しい反応を引き起こした。トルコのビナリ・ユルドゥルム首相によると、決議案はトルコにとって一切の法的効力を持たない。
エルドアン大統領は、イスタンブールで行われた「女性と民主主義」カンファレンスの会談での演説中に次のように述べた。
「トルコがEUに入るか否かのステップがなされた。30人から40人程度の人が集まり、『否』と述べた。あなたがたが人間性に対し正しく正直に振舞ったことは1度もない。我われが300万人の難民を受け入れているのに対し、あなたがたのところに5万人が来ようと試みている時あなた方は嘆き始めている。これ以上このように進めるのなら、これらの国境検問所は開かれることになることを知っておいてほしい。」
欧州委員会は11月はじめ、トルコの「加盟進捗報告書」で、市民社会、人権と言論の自由の分野におけるトルコ政府の政策失敗を指摘した。