シュタインマイアー外相は、「欧州の他の多くの外相らと共に通常戦力のコントロールをリセットすることに賛同している」とし、その理由を通常戦力が「リスクを回避し信用を構築する信頼度および透明度の高い手段」であるからだと説明している。
シュタインマイアー外相は「欧州は危機に瀕している」と述べ、クリミアを巡る状況、ウクライナ東部の紛争が未解決であることから「我々の大陸に再び戦争と平和の問題がつき返された」と指摘。
外相は信頼が損なわれたことで「新たな軍拡競争が高まる」恐れを強調し、ロシアとの大きな対話を呼びかけ、欧州安全保障問題を話し合う「中心的なフォーラム」の場としては欧州安全保障協力機構(OSCE)を挙げた。
この発案を支持したのはオーストリア、ベルギー、スイス、チェコ、スペイン、フィンランド、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、スウェーデン、ハンガリー、ポルトガル。これらの諸国の次回のグループ会合は12月8-9日、独ハンブルグでのOSCE外相サミット後に催される。