ロシアと日本はプーチン大統領と安倍首相の会談の準備に大きな注意を払っている。
2016年5月に安倍首相がプーチン大統領にロ日関係発展プランを提案した。ロシアのメディアでは「安倍プラン」と呼ばれている。
これがスタートとなり、プーチン大統領の訪日準備の一環で、ロ日間の政治・経済・人道分野における協力の問題を話し合う一連の会談が始まった。準備作業の仕上げとなったのがラヴロフ外務大臣と岸田外務大臣の実務会談だ。
ロシア国民は対日関係の発展を注視しているが、それと同時に、日本人の文化、伝統、生活について、できるだけ多くのことを知ろうともしている。
ロシアのメディアはロシア国民が日本に対する見聞を広げるのに一役買っている。ロシアのマスコミは政治・科学・文化に関する出来事を伝えるだけでなく、日本のユニークな発明やイベントにも焦点を当てている。ロシア国民の間で大きな反響を呼んだのが、日本のぬいぐるみ旅行代理店の情報だ。日本人は類い稀なる労働生産性を持ちながら、同時にとても大切な細部にも目が届く。世界で唯一のぬいぐるみの旅行代理店は、少額の料金であなたの大好きなテディベアーを、例えばパリに連れて行ってくれる。暑苦しいオフィスにいながらにして、エッフェル塔をバックにした大好きなぬいぐるみの写真を見てロマンチックなヨーロッパの街の気分を味わうことができるのだ。これで山積みの仕事を抱えたサラリーマンの精神状態を一気に改善することができる。
日本人はまた生理学的な細部にも抜群の注意力を持つ。東京目黒区にはユニークな寄生虫館がある。来館者は多くないが、怖いもの知らずの来館者は寄生虫症についてあらゆる情報を得ることができる。
日本はまた、過去と未来を組み合わせる能力でも抜きん出ている。日本人は古い伝統を重んじるが、それが新技術開発の妨げとなることはない。ロシアでは、着物を着て現代音楽に合わせて踊る日本人女性の動画が人気を博した。