「安倍総理から,沖縄における負担軽減についてのカーター長官の努力に感謝する旨述べた上で,沖縄北部訓練場の4,000ヘクタールの返還について日米の協力によって今月22日に是非実現したい旨述べたのに対し,カーター長官からも協力にコミットする旨が述べられ,双方は,20年越しの課題である沖縄北部訓練場について,ヘリパッドの移設工事が順調に進んでいることを踏まえ,今月22日の4,000ヘクタールの返還を実現するため協力していくことで一致しました」と外務省には書かれている。
北部訓練場は約7800ヘクタールあり、沖縄県東村(ひがしそん)と国頭村(くにがみそん)にまたがっている。米国は東村高江の集落に6つのヘリパッドを移設することを4000ヘクタール返還の条件とした。
先に、沖縄県の翁長雄志知事は、米大統領選挙におけるトランプ候補の勝利が、駐留米軍削減をもたらすのではないかとの期待感を表明した。