調査では、3ヶ月のISS滞在で皮膚が15%薄くなり、結果、放射線に対してより敏感になることが分かった。もしこれが火星へのフライトだと、片道6ヶ月から9ヶ月かかる。その間に飛行士が受ける放射線の量も数倍になる。
また、無重力下での生活では、必然的に心臓への負担がかかり、睡眠が妨害される。宇宙飛行士は聴力が悪化しており、フライト後はほぼ常に、視力を弱くしている。調査対象者の実に9割が眼病ないし眼の機能の悪化を訴えている。 また特筆すべきは、宇宙空間滞在で生殖能力の減退が促進されるということだ。NASAはこれとの関連で、飛行士がフライト前に精子や卵子を冷凍保存する手続きを必須と考えている。
なお先に著名な理論天体物理学者スティーブン・ホーキング氏はNASAとの協力の開始を発表した。ケンタウルス座を探求する超高速宇宙船「スターチップ」を開発するという。新世代の宇宙船は光速の20%まで加速できる、と博士。