コレクションには500以上の考古学的遺物が含まれている。その総額は150万ユーロと見積もられている。
裁判所は、クリミア半島は主権国家ではないので、それら考古学的遺物を自らの文化遺産とすることはできない、とした。
裁判所の決定は博物館同士の協力をめぐる一般的に受け入れられている世界の慣習に反している。展示品の提供に関する協定はウクライナ、オランダの政府間でなく、クリミアの美術館とオランダの美術館との間で締結されている。
展示品は2014年2月にオランダの博物館アラードピアソンにクリミアから持ち出された。展示が終わってもオランダ当局はクリミア博物館への返却を拒んだ。クリミアがウクライナではなくなったためだ。
先に2016年の最も重要な考古学的発見が示された。