12月16日、プーチン大統領、安倍首相は東京でまず、実業界の主導的人物らを交えたビジネス・ブレックファーストをとり、その後、共同文書への調印式および午前の部の交渉を総括した記者会見にのぞむ。今日はプーチン、安倍両首脳は、南クリル諸島での露日合同経済活動の開始に関する協議結果について、共同声明を表すものと見られている。
これまでの発表によれば16日に調印が予定されているのは国家間文書が約10、商業合意がおよそ15。
合同プログラムの公式的な交渉が終了した後、プーチン、安倍両首脳は経団連とロシアの企業家らが組織する「日露ビジネス対話」に参加。フォーラムでは今年5月の会談時に安倍首相がプーチン大統領に対して提示した8項目プランに列挙されていた分野にそった8つの分科会が行なわれる。
日本側からはJGCコーポレーション、双日、三井物産、千代田化工建設などの大企業の幹部らが、またロシアからは「ルスアグロ」「ルスギドロ」、ABBYY、「スコルコヴォ」基金の指導者らが報告にたつ。
プーチン大統領訪日プログラムの締めくくりは両首脳による「講道館」訪問。プーチン大統領は16年前の訪日時にもここを訪れており、たたみの上で模範演技も行なっている。
日本のマスコミからのインタビューにプーチン大統領は訪日を心待ちにしていると語り、日本の歴史と文化に大きな関心を抱いており、柔道は自分にとってはスポーツにおける「初恋」であり、自分の人生の非常に大きな位置を占めていることを明かしている。
講道館でプーチン大統領は安倍首相とともに模範演技や柔道の形の演武を見学するほか、森喜朗元首相および長年親交をもつ山下泰裕全日本柔道連盟副会長と歓談する。