またストルテンベルグ氏は、NATOの任務は今まさにかつてなかったほど重要だとし、それは「世界が以前よりも危険になったからだ」との見方を示した。
ストルテンベルグ氏は、NATOはただでさえ身の毛のよだつような人道的大惨事の悪化を望んではないと再度強調し、「シリアについてNATOのパートナーたちは、軍事介入は状況を悪化させるだけだとの結論に達した」と述べた。
多くの国がシリア紛争に関わっているというのも難しい点の一つだが、NATOの課題はまず「アサド政権への反対」ではなく、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」との戦いにある。
先に、ナショナル・インタレスト誌は、2017年にどこで新たな武力紛争が発生する可能性があるかについて報じた。