「最大の問題は、現時点で我々に大惨事を防ぐためにできることが非常に少いということだ」。ゴダード宇宙飛行センターの研究者、ジョセフ・ヌト氏の言葉をガーディアンが伝えた。
大隕石の落下を防ぐべく、NASAは特別な迎撃ミサイルを製造し、深宇宙からの脅威に対する備えを構築し、それを定期的にテストするべきだ、と同氏。あわせて観測衛星も必要になる。これらの措置により、危険な天体の破壊に要する5年の月日が半分に短縮されるという。しかし、これさえ確実に宇宙からの攻撃を地球が撃退できることを保証するものではない。
また、危険な天体は太陽方面からもやってくるかもしれず、その観測を太陽が阻む、と同氏。
先にNASAが「小惑星来襲」早期警戒システムを作ったことが報じられた。システムは、向こう5日間で地球に接近する小惑星を発見することができる。しかし、多くの専門家が、この期間は攻撃を撃退するのに十分ではない、としている。