2006年から120カ国以上がHPVワクチンの使用を承認した。これまでにHPV誘発疾患で病院を訪れる患者が半減した。一方でワクチンは、慢性疲労、頭痛、歩行困難などの症状と結びつくようにもなった。そのためワクチンの規模は日本を含め次第に縮小し始めた。
日本の学者グループは、Scientific reports誌に、HPVワクチンのマウスを用いた実験結果を掲載した。そこでは視床下部や脳の他の場所に障害が起こるというワクチンの副作用が述べられた。実験結果の発表後、日本の学者グループは激しい批判にさらされた。
日本の学者たちの研究を認めるか否かをめぐる争いで学術界が挙げる論拠の一つは、マウスにワクチンを接種する際の過量は不適切だというもの。研究で用いられた摂取量は、人間の摂取量の1000倍だった。また研究者たちはこれについて、「実験用動物の無駄遣いだ」と指摘している。
先に、ロシアとインドの学者たちがコブラの毒からガン新薬を開発したと報じられた。