シフ下院議員は「今採られている策がロシアを押さえつけるために十分だとは考えていない」と語り、トランプ氏が制裁解除に乗り出しても、これには民主党員のみならず、ジョン・マケイン議員をはじめとする共和党員も制裁強化を主張するだろうとの見解を表した。
米国は29日、新たな制裁措置を取った。大統領選挙の結果に影響を及ぼそうと試みたとして情報機関、会社数社、数人の個人を非難し、35人の外交官の国外追放を発表した。オバマ大統領は外交官らを「ロシア情報機関員」だと呼んだが、非難の証拠を出すことは一切なかった。
ロシアのペスコフ大統領報道官は先に、米民主党全国委員会のデータベースに対するサイバー攻撃へのロシアの関与を否定した。
プーチン大統領は、ロシアは米国の行為への報復として米国人外交官らを国外追放することはないとする声明を表した。プーチン大統領は、ロシアは報復措置をとる権利を手元に残しつつも、「台所(の世間話)」のレベルの外交にまで自分をおとしめることはしないと明言した。