2015年秋にシリアでの飛行の安全保障に関するメモランダムに調印されたものの危険な事件が続いている。なお米国のパイロットらは、ロシアのパイロットたちが安全に操縦するためのルールを知らない、あるいはそのルールを遵守する能力がない、またはルールの順守を望んでいないとしてとして非難している。
チャールズ・コーコラン少将は(WSJ)に「ロシアのパイロットたちが口頭で返答するのは極めてまれだ。我々は彼らを通過させてやる。彼らには見えているのか、それとも見えていないのかは分からないが、我々は彼らに激突されたくない」と語った。
昨年10月、米国防総省は、シリア上空でロシア機と米機が異常接近したと発表したが、悪意ある行為ではなかったことを認めた。
なおこれを受けて露国防省は、規則に違反したのはロシアの戦闘機スホイ35に500メートルの距離まで接近した米機E-3 AWACSだと発表した。また国防省は、米空軍司令部がこの事件について謝罪したと指摘した。