日本でも著名なロシア人生物学者、アレクセイ・ヤブロコフ氏が死去

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放射能被害の専門家として原発に反対しつづけ、日本でも有名なロシア人生物学者のアレクセイ・ヤブロコフ氏(83)がモスクワで死去した。ヤブロコフ氏は晩年、長く苦しい闘病生活を送っていた。

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ヤブロコフ氏はロシア科学アカデミーの通信会員で生物学博士、教授。動物学、生態学全般の専門家でモスクワ動物保護協会の名誉代表を務めており、ソ連で「グリンピース」を創始、組織した。
1992年から1993年にはロシア大統領顧問、生態。公衆衛生を担当。

ヤブロコフ氏は生物学、生態学、放射線生物学、自然保護の普及に努め、450本以上の学術論文を発表したほか、執筆した24冊の主題研究、教科書は外国語に翻訳され、米独日本インドなどで使われている。

原発に反対する姿勢が讃えられ、2002年には国際的な賞「核のない世界をめざして」が授与された。福島第1原発事故後はチェルノブイリ原発との比較を行い、福島の被害の危険性を告発している。

年末から正月明けにかけて、日本でも著名なロシアの文化、科学分野の活動家の訃報はこれで2人目。昨年末には数々の日本公演でお馴染みのユーゴザーパド劇場の鬼才演出家ウラジーミル・ベリャコーヴィチ氏も突然の死去でファンの涙を誘ったばかり。

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