バレエ「白鳥の湖」の誕生は実はサンクト・ペテルブルグの皇室マリインスキー劇場でフランス人振付師マリウス・プティパとロシア人バレエマスターのレフ・イヴァノフによる。ところが初演は1877年、モスクワのボリショイ劇場でかけられた。理由はチャイコフスキーがこのバレエ音楽を作ったのはモスクワのボリショイ劇場の注文を受けてのことだったからだ。
芸術関連では、昨秋、日本の「ジャパンアーツ」社が自社の創業40周年を祝うためにゲルギエフ指揮のロシア・オペラを招くという嬉しいニュースが報じられたばかり。露日の芸術面での交流はロシア芸術の熱いファンの多い日本でますますさかんになっている。