ドイツ国防省報道部のシルビア・フォン・メルツァン報道官は、こうしたセミナー開講の理由を次のように説明した-
「ドイツ連邦軍も、ドイツ全体同様、多様な存在である。軍の中にも、バイセクシュアルもいればホモもおり、トランスセクシュアルもいる。彼らの要求や可能性も、やはり重要だ。」
報道官によれば、セミナーの目的は、軍隊内にある根強い差別と闘う事だ。
またセミナーは、様々な性的志向性を持った人達の能力を効果的に生かす方法を模索するためのものであり、それ以外にも、セミナーの過程では、ゲイやバイ、トランスといった性志向を持った人達に、入隊の提案がなされるという。
先に、ドイツのメルケル首相は「世界情勢の変化に鑑みれば、ドイツは対ロシア及び対NATO関係における自らのアプローチを見直すことが不可欠だ」と述べた。