この恐竜の発見は、日本がサハリン南部を統治していた昭和9年、三井鉱山が川上炭鉱病院を建設工事の際、その2年後、北海道の専門家によって「ニッポノサウルス・サハリネンシス」と名付けられた。
この恐竜は、体長がおよそ4メートルで、今からおよそ1億年前から6600万年前の草食恐竜の一種として考えられる。
この展示会は、群馬県の業者のおかげで開始された。サハリン博物館で複製を完成するための製作技術がないことから、化石は北海道大学総合博物館で収蔵し、日本の技術協力で完成された。
会場では、大勢の子どもたちが、ガラスケースの中に展示された複製を興味深そうに眺め、11歳の男の子は「とても大きく、美しく驚いています」と話した。NHKニュースが報じた。
博物館のマチュシュコフさんは「協力してくれた日本に深く感謝しています。ロシアのみならず、日本からも観光客が大勢、訪れてくれることを期待しています」と話した。